英会話ではジェスチャーがとても大切ですが、日本人がつかうジェスチャーと欧米人が使うジェスチャーには違いがあります。

日本ではそうでなくても、欧米では相手にとても失礼に当たるジェスチャーも存在しますので、トラブルを避けるためにも誤解を招く可能性のあるジェスターは覚えておきましょう。

また、ネイティブが普段使っているジェスチャーも紹介します。

まずはこちらの動画を観てください。

 

誤解を招く可能性が高いジェスチャー3つ

これから紹介するジェスター3つは、欧米人に使うと誤解を招く可能性があるジェスチャーです。

しっかりと覚えておきましょう。

手を振る

NO というときに、多くの日本人が左右に手を動かしますが、この動きは欧米の文化では「臭い」を意味します。

手ではなく首を横に振りましょう。

手招き

指を上向きにして手招きする場合、指で手招きをすると挑発をしているように見えるので、手全体を使って手招きをしましょう。

指を下向きにして手招きする場合は、日本ではおいでおいでですが、欧米ではサヨナラと勘違いしてしまうので、指は上向きにして手のひら全体で手招きするようにします。

肩をすくめる 知らないのサイン

両手を広げて肩をすくめる「知らない」というジェスターはとても有名ですよね。

欧米人がつかっているイメージがとても強いと思うのですが、実はこのジェスチャーは、少々失礼なサインになります。

「知らない」と言いたい時にはこのジェスチャーは使わず、ただ I don’t know. といいましょう。

もう少しやわらかいニュアンスで言いたければ、I’m not sure.「私は確信が持てません」と言ったほうが無難かもしれません。

あまり使わないジェスチャー

自分に指をさす

日本では自分自身のことをさすとき、指で顔の真ん中あたりを指す方が多いと思います。

ですが欧米では、首の下あたりを指さします。

ただ、私たち欧米人はあまり自分を指したりしません。

欧米人が普段使っているジェスチャー

言葉の意味を明確にするジェスチャー

・親指を立てる thumbs up
・オーケーサイン
・敬礼
・グータッチ
・ハイタッチ

指をクロスする

欧米人にとって指をクロスする意味は2つあります。

1つはお祈り、もう1つは嘘をついているときです。

両手の指でクロスし相手にそれを見せているとき

祈っていますという意味になります。

“I’ll cross my fingers for you.”「うまくいくといいね」というイディオムになっていますよね。

クロスした指を後ろに隠している場合

これは嘘をついているという意味になります。

木を叩く knock on wood

これは何か悪いことが起きないように祈るとき、このジェスチャーをします。

欧米では悪い事、災難がおき無いように魔よけとして木をノックしたことからこのようなジェスチャーが生まれました。

悪いことが起きないように祈るときには、実際に木製の何かをノックします。

これもknock on wood「木をたたく(魔よけをしなくちゃ)」というイディオムになってますよね。

エアー・クォーテーションマーク

両手の指を2本ピースサインを曲げた感じのジェスチャーです。

これもたまに見かけると思いますが、皮肉を言うときに使います。